桜の新種『与謝野晶子』
1997年にベルギーの樹木園から桜の枝を譲り受け、市内の大仙公園の畑で接ぎ木をしながら栽培し、本年2月に公益
財団法人日本花の会から新品種として認められました。
マメザクラに他種がかけられたと推定される高さ約2メートルの低木の桜で、濃淡のある紅色の花を咲かせています。
新品種の「堺ブランド桜」は、 与謝野晶子の生誕140年記念事業の一環で、桜を詠んだ短歌を多く残した晶子にちなんで
『与謝野晶子』と名付けられました。
清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき (みだれ髪)
木の間なる染井吉野の白ほどのはかなき命抱く春かな (白桜集)
散ることと見えず盛りの余りをば人に贈れる桜ならまし (緑階春雨)
photography 2018.03.17 (堺市都市緑化センター・エントランスホール)
